【跳ねろ!トライグル!】トライグルから学んだこと

ベイブレード全盛期と相棒ベイとの出会い

1994年生まれの私はベイブレード爆転世代。

小学生になったばかりの私は、例に漏れず、ベイブレードが欲しくなった。

私が住んでいた長野県飯田市はそれはもう田舎であったが、そんな田舎でもベイブレードは大人気で、どこのおもちゃ屋に行ってもベイブレードはなかった(むしろ流通の悪さが品薄に影響していたのかもしれない。。)。

 

そんな中、やっと見つけたのが、”トライグル”と”トライピオン*1”だった。

奇抜なオレンジ色のベイに一瞬で目が奪われたのだった。

相棒ベイ”トライグル”

ここで簡単にトライグルの説明をしておく。

トライグルはオレンジ色の攻撃型のベイで、小学生男子であれば大好物であろう。

そして、トライグルには隠された機能がある。

 

”ジャンピング攻撃機能”

そう、跳ぶのである。

ダメージを受けると、相手を巻き込みながらジャンプし、場外に弾き出す(と箱には書いてあった)。こんなの弱いはずがないだろう。。。

 

しかし、まあこれが、弱いのである。

試行錯誤

僕はトライグルで勝つために試行錯誤を開始した。

トライグルの弱点はジャンピング攻撃時の跳びすぎることによる自滅。

しかも、このジャンピング攻撃はまず当たらないのだ。

 

ジャンピング攻撃という特長を持っていながらも、敗北に直結するため、僕はジャンピング攻撃を使わないという選択をとった。

 

トライグルは、ジャンプするためのバネを搭載している都合上、軸先が他のベイと比べるとかなり大きい。この軸先を使って、他のベイの上に落とすのだ。

幸い、当時は効果の書かれたビットチップがあり、○秒後出しなんてことは簡単にできたのだ。

このおかげで、体感2割ほどだった勝率も4割ほどまで上昇することができた。

※弱いという意見は受け付けない

トライグルから学んだこと

今私は振動で正しい動きがわかるウェアラブルバイスを提供する会社を立ち上げている。今までにない奇抜な特長のある事業アイデアは、まるでトライグルのようだ。しかし、私は知っている。奇抜な特長のあるアイデアだからって勝てるわけじゃないことを。

冷静に戦況を見極めて、アクションに移していくことをトライグルから学んだんだ。

 

今は、シューターとワインダーの代わりに、パソコンをもって起業という戦いに臨む。

これからも挑戦していこう。

 

3  ・ 2  ・ 1  ゴーシュート!!

 

#ベイブレードの思い出  #トライグル起業家

*1:トライピオンは黄色くて丸くてでかいやつ。弱い。上のディスクだけ外して飛ばすように作られている。どうやって企画会議通したか謎。タカラの担当社員(当時)はおそらくの凄腕だったのだろう。弊社でも採用したい。